umitoaito 海と愛と 

打ち明けられなかったいろいろのブログ

乳がん・2度目の手術後にトラブル発生!

自家組織再建かインプラント

カラーにしてみたりして(余談)

 

乳がんの手術の際に、私は再建は絶対だったのですが

その辺の経緯というかこだわりは過去記事読んでくださいね

 

「女として」みたいな感情が強かったので再建一択

 

再建方法には自家組織による再建インプラントがあり

私はインプラントにしました

 

傷が増えるのが嫌!と「女として」みたいな選択

 

それぞれメリットデメリットがありますが

私はインプラントのデメリットは今のところ出てきていません

 

「皮下硬縮」しやすいらしいです

確かに患者会の方にも数名いらっしゃいました

 

硬縮して硬くて痛いから取り出した

 

え??マジですか??

 

入れたインプラントに発がん性!!!

当然もう使用されていませんのでご安心を

私が使用した(当時使用されていた)インプラント

稀ですが、悪性リンパ腫を発症してしまいます

 

なんと、、、(´;ω;`)

 

リスクヘッジで健側を予防切除したのですが

再建で使用したインプラント

 

リスクオン

 

こればかりは仕方ないのですが

さすがに言葉を失いました

 

確率は高くないので入れたままですが

 

悪性リンパ腫になった方いますか?」

 

と先生に聞いたんです。そしたら

 

「います」って!!!

 

2度目の手術後、1週間で取り出すことに

トラブルはこちらです

発がん性があるとわかったのはしばらくしてなので

 

手術中に緑膿菌に感染していた

 

術後2週間で退院して、1週間後の通院の時

少し熱っぽくて、、、というと

 

ササっと検査➡今日これから取り出します

 

え― ―っ!!!

 

無理、無理、無理

だってやっと仕事に復帰したばかりよ

 

今日はもう家には帰れません

 

いや、いや、いや

だから会社を半休して、明日は仕事なのよ

 

ちょっと待てよ。何が起こってる?

えっと、手術は全身麻酔ですか?

 

そうです

 

入院はまた2週間くらいですか?

 

今回は感染しているのでなんとも

 

家族のこともあるし、仕事もあるし

なにより準備もあるし、一旦帰りたいです

 

ダメです

 

タクシーで往復するんで

 

ダメです

 

そこから歩くことも許されず車イス

入院病棟に運ばれて、看護師さんの

 

「おかえりー」

 

数時間後には全身麻酔の手術

全身麻酔って怖いし

術後は痛いし

なかなかにタフな感じになってきます

 

簡単に退院できませんでしたし

 

また書きます

 

 

 

 

乳がん・心の痛み

向き合うことすら出来ない(しない)日々

告知を受けてからの気持ちの遍歴については、過去の記事でも書いているのですが、入院中は暇なんですけど、タイムスケジュールがきっちりしているので、暇の割に時間が経つのがものすごく早かったです。

 

余計なことを考える隙を自分に与えない!

 

徹底的に逃げる!向き合わない!

 

手術も終わってるし、もう2度と戻ってこないし、痛みもあるし、リハビリもしてるし、現実をかなり実感しているにも関わらず、直視しない。

 

今でも、こうやってパチパチPCで打っていても、じわっと涙が来るんです。

そのくらいダメージを受けたんですよね。

 

なんか事故に遭うと、その瞬間の記憶を失くすって言うじゃないですか。

余りの衝撃やダメージから脳が自分の脳を守る的な。

 

それです。

 

いや、それじゃないけど、それに近いことを自分でしてました。

 

でも現実からは逃げられない

傷を見なきゃいけない場面が出てきます。

初めは興味津々でした。他人事です。

 

ありゃー、こんなになってんだー。こわーっ。

 

初めはこんな感じでしたけど、じわじわ来ちゃいましたね。

 

へ?これ、私??

 

何度見ても私です。痛みだけでは実感できなかったけど、現実を目の当たりにしてやっと状況も直視し始めました。

 

私は乳がんで、片方の胸を失った。

 

パートナーができた矢先に、、、

 

あれから7年になります。

パートナーとも続いています。

 

聞いたことがあるんです。どう思った?って

 

そりゃ、きれいな方が、手術してない方がいいに決まってるじゃん。

でも、それが重要な事じゃない。

 

と。

また書きます。

 

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乳がん・術後の痛み

手術直後は麻酔が効いてます

当たり前ですね(笑)
でも痛いのかな?って思っていたので。
一晩(約15時間くらい)は身動きが取れないから、当然動いた時の痛みはなかったですが、部屋に戻って4、5時間くらいたったころかなぁ、痛くなりました。

なんだろ、熱く焼かれる感じの痛みです。

点滴で痛みをコントロールされているので面積としては大きくないけど、上半身全体がドーンと痛い感じでした(例えがひどい、、、)

 

朝起きた時の痛み

正しくは、術後初めて動いた時の痛みですね。

ギャーッ!!!って感じです(相変わらずひどい、、、)

起き上がらなきゃいけないので、私は左側を全摘したので右の腕や肘をを使って起き上がろうとするのですが、少し動いても痛い訳で、ギャーッな訳で(笑)かなりアタフタしました。あーでもない、こーでもないって感じでいろいろとチャレンジ。

でも、チャレンジが痛い!

思い切って瞬間的に我慢して起き上がればよかった、と後悔しました。結果的に何度も痛い目に遭いましたので。

でも怖くて動けないんですよね。開いちゃう?大丈夫?ってとにかく不安でした。
手術翌日の動いた時の痛みがピークで徐々に痛みは軽減されます。

 

エキスパンダー

再建のためにエキスパンダーを入れてるかどうか?で痛みはかなり変わってきますよね。エキスパンダーは胸筋の裏に入れるのに筋肉を剥しますから。
その痛みと剥した筋肉を動かした時の痛みが追加です(´;ω;`)

エキスパンダーについては、長い付き合いになるので、また別途体験記とします。

リハビリ開始

もうですか??早いなーっと思いました。多分手術の翌日から開始したと思います。
ドレーンぶら下げて、ゆっくり歩いてリハビリ室へ。
仲間達もたくさんいるので気は紛れますよ。腕を上げたり(上がりませんが)など、少しずつ始めていきます。

痛みに関しては、点滴はあさイチは外したので、痛み止めの薬を服用します。

ずっとズキズキする痛みではなく、動かしたときの痛みだから我慢できると思います。心の準備ができる的な感じですよね。

でも正直、痛みはそんなに記憶にないので大丈夫だと感じます。痛いですよ。でも2日後くらいにはヒャーッくらいになっていたと思います(例えが、、、)

そしてその内に、筋肉痛のひどいやつくらいになったと記憶してます。

 

動かさないと術後の癒着筋力低下浮腫が出たりしますからね。

肉体的な体験記はいいですね。心が落ち着いてます。

 

 

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乳がん・入院中のこと①

ルーティンをただひたすらに

6:00 朝の検温からスタート

朝食は7時からだったので、この1時間が結構長い

顔を洗ったり、歯を磨いたり、ぼーっとしたり

洗濯とか、いろいろやっちゃうと日中暇なんで(笑)


朝食が終わって、回診も終わったら

午前中のウォーキング

1時間

デッキのようなところに植栽があったり

ウォーキングスペースがあるんです

そこをぐるぐる、グルグル歩きます

結構みなさん歩いてましたね

私は

 

ミスチルを聴きながら

 

ずっとミスチルを聴いていたので

退院後にミスチルを聴いたら

 

泣く。

 

まぁ、現実から目を逸らしてても

ダメージは受けていたんでしょうね

なんだか勝手に涙が出てきちゃってました

からしばらくミスチル聴けなかった

 

そしてお昼を食べて、読書したりして

15:30 またウォーキング

 

1時間

 

やることないんだー

そして夕食を食べると外も暗くなってきて

 

なんとなく一日が終わった感じ

夕暮れ時の少し寂しいような

 

でも夜はテレビ番組もいろいろあるし

ちょっとワクワクしちゃってました

 

そしてコンビニに行って、デザートを買う

ロビーとかうろうろして、病棟うろうろして

 

ミスチル聴いたりテレビを見ながら

デザートを食べる

 

ほんと、毎日この繰り返しです

また明日も繰り返す

 

でも消灯後はキツイんですよね、、、

 

メンタル崩壊しないように

消灯すると、考え事しかすることないじゃないですか

ウォーキングもしてるし、手術でダメージもあるのに

 

眠れない

 

みんなそうだと思いますけどね

考えないようにって思えば思うほど

 

考えとるやないかい!

 

私の場合、現実と向き合うことから逃げて

逃げて、逃げまくってたから

 

泣くことはなかった。

 

でもそれって、先延ばしにしてただけなんですよね

日に日に心が追われていきました

 

 

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乳がん手術・その翌日

術後から翌朝までの様子

夕方17時頃に病室に戻ってから

さすがにその日は”動くな”とのこと

 

首と口と腕は動かせるのですが

手術した側の左腕は動かせない、動かすと 

 

痛い。

 

朝までがとにかく長かった--っ!!!

 

痛みは点滴でコントロールするタイプで

我慢できなくなると自分でポチっと

そうすると点滴に痛み止めが流れます

 

それでも耐えられなくなると

座薬を入れてもらえます

耐えるしかない(笑)

 

だって動くと痛いんだもん!

あの態勢、絶対無理!

 

麻酔が覚めてくると眠気もなくなるし

動けないから腰が痛くなるし

 

何より 暇だから。

 

あと何時間、あと何時間、、、朝まで。

 

現実を直視したくないから

あまり考え事もしたくない

 

今回の入院で

肉体的に一番つらかったのがこの夜でした

 

手術翌日、さっそく歩く!!

朝から、なかなかすごいな

麻酔が完全に冷めているかを確認して

尿管を入れたまま、とりあえず立つ!

 

歩けるアピール、大丈夫アピールをすると

尿管を抜いてもらえます(笑)

 

顔を引きつらせながら、無駄に足踏みして

無事に抜いてもらいました

 

やっとトイレに行ける

まぁまぁに難義でした

 

胸の痛みはどんな感じ?

起き上がったりは 激痛 でした

でも私はどちらかというと痛みには強い方で

そんな嫌な記憶として残ってないです

 

想定内。

 

翌日はさすがに散歩はしなかったのですが

私は手術の翌々日から、

毎日、午前と午後1時間のウォーキング

 

とにかく 暇だから。

 

今思えばですけど

乳房をなくしたことを

直視できなかったんだと思います

 

パートナーもお見舞いに来てくれたけど

他愛もない雑談をして

少しシャバの空気を感じる、その程度

 

さてさて、ここから退院まで2週間!!

 

次回は、少しセンチメンタルになるかもです

 

 

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乳がん手術・麻酔から覚めて

病室に戻る

き、気持ち悪い、、、

「看護婦さん、助けて―、吐きそう」

 

心配そうに見ているパートナーをよそに

もとい!

寝起き眼のパートナーをよそに(笑)

 

とにかく気持ち悪い。麻酔の副反応らしいです。

 

この手術の後、私は6回入院&手術をするのですが

ちゃんと麻酔科医に伝えましたよ。

 

「とにかく、術後の吐き気が嫌だ。痛みは我慢するけど吐き気は無理」

 

ベッドでの移動も気持ち悪いんでしょうね。

術後はTVドラマのように、当然ベッドに寝たまま移動なんですけど

 

エレベーターに乗るわ、方向転換多いわ

部屋に戻ると、グルンッと一回転。

 

キツイ、、、

 

手術室でのまな板の上の鯉状態から

突然ワープしてるので、終わった(胸を失った)実感がない。

 

しかも全身管につながれてるし、部屋に戻ると

今度は足にマッサージ機を装着(血流を促すため?)

プシュー、プシューってずっと音がする訳です。

 

なんですか?この状態

 

しかも動くな!!!と言われてるから、そこから朝までは地獄でした。

 

まぁ、いい意味で気が紛れました。

考えることもできませんしね。

動けないのに、やることないのに、頭は働かない。

 

全身麻酔って、体にメスを入れるって

相当な体への負担なんですね。

 

「はよ、朝になってくれー」

 

正真正銘、心の声です。

 

 

パートナーはというと、携帯いじってました。

何もできないし、私も疲労困憊だし、、、

 

でも本当は、私がどう接していいかわからなかった。

こんな姿になってるのは自分なのに

 

「どう慰めていいかわからない」

 

そんな不思議な感覚だったのを覚えています。

 

きっと直視すると泣いちゃうから、辛いから

”逃げっぱなし”でいたんだと思います。

 

これが私とは認めない的な、私じゃない的な、、、

 

でも振り返ると

体は強烈に苦しかったし、痛かったけど

手術直後のこの時だけが

現実を直視せず(する余裕がない)心が安定していた時

そんな時でした。

 

朝、目が覚めた時から

後に円形脱毛症になるくらいの日々が始まります。

 

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乳がん・いよいよ入院、そして手術


あまり記憶がない

もしかするとあまりにも辛すぎて記憶を抹消しているのか、

とにかく断片的にしか記憶がないのです。

携帯の画像を見る限り、前日にホテルに泊まってゆっくり過ごしてる。

しかも自分の胸の画像をしっかり撮ってる(笑)

 

最後の晩餐的なセレモニーを独りでした様子。

そうでもしないと、虚しいというか、悲しいというか、、、

自分で自分を慰めてたんでしょうね

 

入院当日

一通りの説明と手続きを済ませて、お部屋へ

 

すべてが惰性ですね。

決められた時間があるから、行く

決められた書類があるから、書く

決められた検査があるから、受ける

食事が出てきたから、食べる

 

私はコミュニケーション不全なので(笑)お部屋は個室。

一泊なんと 3万円!!

どうしても入院している仲間たちと関わるのが苦手で。

とても2週間も耐えられないし、手術の傷よりダメージが大きいと判断しました。

 

がん保険に入ってたんで、お金に関しては無問題でした。

 

いよいよ手術の日

いやー、まさに現実逃避です。「無」の世界。

とにかく考えない。受け入れることなんて到底無理だから、、、

 

淡々と当日のやる事(と言っても当日はほぼない)を済ませ

呼ばれるまでパートナーと過ごしました。

テレビのドラマのようにベッドに寝て移動なんてしなくて

手術フロアまで徒歩(笑)手術台にも自分で上る(爆)

 

パートナーも嫌だったろうな。

励ませばいいのか、慰めればいいのか

自分も不安だし、心配だし

 

飲んじゃえ!

 

病院はダメだけど、ポケベルを持たされるので

外で過ごしてもらうことにしました。そのはずでした。

 

が、私のベッドで「終わりましたよー」とナースに起こされるまで

 

爆睡!

 

そんなもんです。

 

 

手術台に自分で上る

手術室


そうなんだー!

初めてのことなので、手術室に入ってからは興味津々。

全身麻酔は当然筋力も働かないから、重力に抗うため、

からだの形に作られた

ゼリーのような柔らかいゴムみたいなものに入ります。

 

なるほどー!

自分でフィッテングして、どんどん管がつながれていきます。

点滴も両腕、血圧や心電図の機械、、、

いよいよか

 

手術室の天井を眺めながら

ここで逃げた人いるのかな?

本当に私は胸を失うの?

どうしても?

ここまで来てもそんなことを考えてました。

 

まな板の上の鯉

絶望の中、気が付くと手術が終わっていました。

 

思い出すと涙が出るので、また後日

 

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